でも、貴重なサボテン
2014年11月23日
サボテン室にいると、ついつい進化について考えてしまいます。
進化の瞬間を見たいのですが、それぞれの個体が生涯の中で進化するわけではなく、進化は、気が遠くなる位長い年月をかけた突然変異と淘汰の繰り返しの産物なので、当然のことながら、いくらサボテンの前に座っていても見ることはできません。
サボテンは、木の葉サボテン→うちわサボテン→柱サボテン→球形(玉)サボテン→球形(コブ形・イボ形)サボテン→ロゼット形サボテンと進化していますが、その全てを同時に見ることが出来るのもサボテンの面白いところです。
ときわミュージアムのサボテン室でも見ることができます。
その中で、あまり目立たず人気もないのが、進化の最終形と言われるロゼット型サボテンです。サボテン室に、「三角牡丹(サンカクボタン、メキシコ)」と言うロゼット型があります。
写真のとおり、あまり人気が出ないのもわかる気がします。
しかし、進化を考える上で貴重なサボテンだと思うので、時々こうしてブログでも紹介しています。三角柱(ドラゴンフルーツ)の山のトンネルを抜けたら正面にありますので、ちょっと寄り道してくださいね。(D)
三角牡丹は、三角柱の山のトンネルを抜けた正面、少し奥まったところにあります。
三角牡丹(赤花×赤花)。
三角牡丹(三ッ疣)。