花も見てね①
2014年07月12日
温室には、一目で人を惹きつける美しい豪華な花を咲かせる植物だけではなく、花の少ない時の色どりや、園路の縁取り等の為に植栽されている植物があります。
それらは多分に葉に特徴があり、美しい緑や赤や黄色の葉だったり、斑入りの葉、渦を巻いた葉、奇妙な穴があいた葉だったりします。
葉だけでも十分に鑑賞に堪え、中々味わいがあります。
そんな植物達の大半が花を咲かせますが、小さかったり地味だったりしてあまり目にとまりません。
ラン室では今、そんな何となく脇役っぽい植物たちの開花が続いています。
ちょっと寄り道気分で小さな花達も見てやって下さいね。(D)
【レックスベゴニア グィネビア(園芸種)】
学 名:Begonia×rex-cultorum cv.
分 類:シュウカイドウ科
【ヘミグラフィス レパンダ】
学 名:Hemigraphis repanda
分 類:キツネノゴマ科 ヒロハサギゴケ属
原 産:スラウェシ島
【オリヅルラン】
学 名:Chlorphytum comosum
分 類:リュウゼツラン科
原 産:南アフリカ
レックスベゴニア グィネビアです。赤みがかった美しい葉の中に、モミジのような模様があります。赤~ピンクの花びらと黄色い葯(やく)のコントラストがとても綺麗です。
ヘミグラフィス レパンダです。グランドカバーとしてよく使われます。一年を通じて、間欠的に白い花を咲かせますが、とても小さくてほとんど目にとまりません。
オリヅルランです。斑の入った葉が観葉植物として親しまれています。葉の中に隠れるようにして白い花が咲いています。よく見ると、とっても可愛いですよ。