ヘリコニア ロストラータ開花
2014年06月21日
熱帯植物室で、ヘリコニア ロストラータが開花しました。
熱帯の花と言えば、ハイビスカスやブーゲンビレア・プルメリアなどが思い浮かびますが、このヘリコニアもとても熱帯らしい花です。
花言葉は、「風変わりな人」。
正に、その花言葉の様にユニークな花の形をしています。
種小名は、「口ばし状の」という意味で、赤や黄色や緑に彩られた花が、口ばしにも見えます。
でも、この花に見える部分は、苞葉で、本当の花はこの苞葉の中にあります。
ヘリコニアは、ギリシャ神話に出てくる芸術を司る女神ムーサが住む「ヘルコン山」に由来しているとのこと。優雅に垂れ下がった花姿ゆえなのでしょうね。
ヘリコニアは、ブーゲンビレアのアーチの下、左手に咲いています。(D)
【ヘリコニア ロストラータ】
学 名 : Heliconia rostrata Ruiz. Et Puv
分 類 : バショウ科 ヘリコニア属
原産地 : アルゼンチン、ペルー
色と言い、形と言い、とってもユニークな熱帯らしい花です。
赤と黄色と緑の花のように見える部分は苞葉です。本当の花は、この苞葉の中にあります。
当館にあるもう一つのヘリコニア「カリバエア」(Hericonia caribaea Lam. 西インド諸島)も開花中です。こちらは、ロストラータとは反対に、上に向いて開花しています。