夕月雲開花
2014年06月07日
今年のサボテン室は、花サボテンの開花のピークが何度となく訪れ、また数十年ぶりのサイザルアサの開花もあり、賑やかさが続いています。
この間、柱サボテンやウチワサボテン達もしっかり開花してきました。
そんな柱やウチワサボテンの中で、際立って異色なのが「夕月雲」です。
当館でも数少ない斑入りの葉を持つサボテンです。
木質化し茶色になった茎に、白の斑が入った黄緑の葉が付いています。
そこに先端が真っ赤な蕾が出てきます。
真っ赤な花が咲くのかと思えば、中から黄色の花が開いてきます。
開花してしばらくは、黄色の花びらの外に初めの赤が残ります。
若い葉は当初白色で、若い葉のトゲは真っ赤です。
全体として何とも不思議な色合いとなっています。
足元の花に目が行ってしまいますが、少し上の方も見て下さいね。結構、ユニークな花達が咲いていますよ。(D)
【夕月雲(ユウツキグモ)】
学 名 : OPUNTIA VULGARIS f. ALBOVARIEGATA
原産地 : ブラジル~アルゼンチン
月雲(ユウツキグモ)です。三角柱の山のトンネル手前とサボテン室出口手前右手にあります。
先端が真っ赤な蕾ですが、開花すると黄色の花が咲きます。
斑入りの葉が特徴です。