宝石のような美しさ
2014年06月06日
ときわミュージアムの熱帯植物温室では、今期2度目の開花をしたヒスイカズラが見ごろを迎えています。
翡翠(ひすい)色の花はまさに宝石のようで、華やかな熱帯植物温室の中でもひときわ美しい輝きを放っています。花の形も鈎(かぎ)状で、ほかにはない独特な形が興味を引きます。
フィリピン原産の、絶滅が心配されている貴重な植物です。今回を逃したら、来年の3月くらいまでは見ることができません。
ヒスイカズラと同様、美しい輝きを放っているのがメディニラ・マグニフィカ。
フィリピン原産で、ヒスイカズラの青系とは対照的な、鮮やかなピンク色の房状の花を咲かせています。そのピンクサファイヤのような輝きには思わず目を奪われてしまいます。
花房の上には、ピンク色の苞(ほう)が傘のように開いていて、花は直径2センチくらい、一房に数十輪咲きます。おしべの軸の部分は黄色、葯(やく)の部分は青色で、これがアクセントになりカラフルです。
この二つの、宝石のような美しい花は、ともに今週末が一番の見ごろと思いますので、ぜひご来館くださいね。
ときわ公園のしょうぶ苑では、150種8万本のしょうぶも見ごろを迎えています。6月8日(日)はしょうぶまつりも開催されます。こちらもあわせてお楽しみくださいね。(T)
このような青系の花は珍しいでしょう。花の形もおもしろいのでよく観察してみてくださいね。
この画像では写しきれてませんが、まだまだたくさんの花房が下がっています。翡翠(ひすい)のトンネルです。
まさに熱帯のピンクサファイヤです。こんな宝石があったら欲しくなってしまいますね。