幸せにしてくれる花
2014年04月28日
1766年、フランス人探検家が植物学者や天文学者を伴って、フリゲート艦で世界一周の航海に出ました。
1768年、その航海の途中立ち寄ったブラジル・リオデジャネイロで、植物学者のフィリベール・コメルン(Philibert Commercon)が、新しい花を発見しました。
その花は、後にそのフリゲート艦の艦長ブーガンビル(Louis Antoine de Bougainville)にちなんで命名されました。
人の名前を学名にする時は、スペルの最後に「a」を付けるというルールがありますので、Bougainvilleの最後に「a」を付けて「Bougainvillea」となりました。
これぞ南国の花と言われる花の一つ、「ブーゲンビレア」の誕生です。
ヒスイカズラの開花が終ったあと、少し寂しくなった熱帯植物室に、たくさんのブーゲンビレアが咲いています。
一見花びらに見えるものは、苞葉です。本当の花は、苞葉の中に一つ~三つ咲いています。
この花が同時に三つ咲いているところを見ると幸せになれると言われています。
めったに三つそろって咲きませんが、不思議なことに今年たくさん咲いています。
今、ときわミュージアムに来られた方は、とっても幸せになれる予感がします。(D)
ブーゲンビレアと言えば、ピンクかこの赤でしょうね。赤い苞葉の中に、白い花が三つ咲いているものがたくさん見えます。三つ咲いているところを見ると幸せになれると言われています。
花が少ない時は、赤やピンクの苞葉が彩りを添えてくれます。
白っぽいブーゲンビレアは、珍しいですね。熱帯植物室手前の風除室には、もっと白いブーゲンビレアが咲いていますよ。