ラッキー!? ブリランタイシア ラミウム開花
2014年04月26日
熱帯植物室に新しい花が咲きました。
アフリカ(東部・中央部)原産のブリランタイシア ラミウムです。
学名に、シソ科多年草のラミウムの名前が使われていますが、シソ科植物の雰囲気があるからでしょうね。
実はこの花、植えたものではなく、野良生えなのです。
ちょっとラッキー!感があります。
しかし、喜んでばかりいられません。このブリランタイシア ラミウムは、そのやさしい雰囲気に似合わず、かなりの繁殖力をもっています。
しっかりと管理しなければ、すぐに雑草化してしまいます。
アフリカ原産の植物が何故、野良生えしたのでしょうか。
恐らく一昨年の冬に旧ヤシコナー(熱帯植物室出口付近)の土壌改良等工事の際、入れ替えた土の中にあった種子が発芽し、開花したのでしょう。
熱帯植物室の環境が、熱帯地方の植物にとって良い環境である証しですね。
土を入れ替えたりすると、本州には自生していないはずのキノコなどが発芽します。
南方の木や土に混ざって、運ばれてきたのでしょう。
アフリカに地に落ちたひと粒の種が、遥か彼方の日本の地までやってきた長い旅を思い描くのも楽しいですね。(D)
【ブリランタイシア、ラミウム】
学 名 : Brillantaisia Lamium
分 類 : キツネノゴマ科 ラミウム属
原産地 : アフリカ(東部および中央部)
ブリランタイシア ラミウムです。大きなトーチンジャーの近くにあります。
やさしくて、弱々しく見えますが、強い繁殖力を持っています。
キツネノゴマ科の花らしいユニークな形をしています。