ちょっぴり面白いもの
2014年02月06日
今日は、あまり目立たないけど、何となく面白いものを二つご紹介しましょう。
一つ目は、ホテイカズラ。
普段は、光沢のあるきれいな葉に目が行き、葉の下の方にはあまり目が行きません。
ところが、葉の下の方をよく見ると、伸びた茎からたくさんの気根が出ています。
その茎の中に写真の様な大きな「目」があります。
ちょこっと温室探検では、最近、小学生の作成したクイズを採用しています。
その小学生が図書館で植物を調べている内にこの面白い根っこの「目」を発見し、クイズに使ってきたのです。
そして、そのクイズにより、私もこの「目」を知ることになったのです。
お蔭で、温室ガイドをする時の楽しいネタが増えました。
因みにこの「目」は、葉が落ちた後の模様です。
もう一つは、ヒカゲヘゴです。幹をよく見ると、写真の様な模様があります。
沖縄あたりでは、この模様を触ると金持ちになれると言われているそうです。
この模様が小判に似ているからなのですが、私には猿が笑っているように見えます。
ときわミュージアムでは、熱帯植物室のブーゲンビレア近くの少し奥まったところに生えています。
近くで見ることが出来ませんが、出口近くで鉢植えのヒカゲヘゴを展示していますのでご覧下さい。
なお、幹の中心からゼンマイみたいなものが出ていますが、よく「あれは食べられますか」と尋ねられます。
私自身は食べたことはないのですが、若い芽の時に、そのまま刺身にしたり、みそ汁に入れたり、天ぷらや酢の物にして食べられるようです。 (D)
ホテイカズラです。立派な目玉ですね。
ヒカゲヘゴです。巨大なゼンマイのようですね。
ヒカゲヘゴの幹です。模様が猿が笑っているように見えますよね。