「ビヨウタコノキ」開花
2013年07月10日
熱帯植物室のブーゲンビレアのアーチを抜けると右手に「ビヨウタコノキ」があります。
この木の上の方に何やら薄茶色の奇妙な物がぶら下がっています。
実はこれが「ビヨウタコノキ」の花なのです。
数十センチの穂状花序の中に白い花が見えます。
高くて、花序に触ることが出来ませんが、さわると花序からたくさんの花粉が舞うそうです。
結実すれば、パイナップルのような実(食用にはなりません)を付けます。
「ビヨウタコノキ」は、マダガスカル原産。日本では沖縄に移入しています。
「ビヨウ」と言う名前は漢字で書けば「美容」となりますが、この木がタコノキ科の中で一番美しいと言うのが、由来です。
舞い散る花粉から白粉(おしろい)を連想するからだという説もあります。
木の根っこには、いかにも熱帯植物らしく気根が出ています。
本当にユニークです。 (D)
ビヨウタコノキの花序。足を組んでいるようにも見えます。
花序の中に、白い花が見えます。
ビヨウタコノキの気根です。コンパクトにまとまった美しい気根ですね。