新しい息吹
2013年01月10日
昨年、旧ヤシコーナーは、土壌改良工事を機に、植物の大幅な植え替えを行いました。
新しく仲間入りしたもの、別の場所から植え替えられたもの等々、色々です。
新しく仲間入りした植物の中には、写真でしか見たことがない植物もたくさんあり、実際に咲いているところを見るのがとても楽しみです。
しかし、植えたものの、無事に環境の変化を乗り越えてくれるかどうかも心配になります。
そんな中、無事に環境の変化を乗り越えた「フブキバナ」「オオバナソシンカ」「ルリハナガサ」などが花を咲かせ始めました。
先に咲いていたグロッキシニア・リュウキュウソケイ・サガリバナ・プレクトランサス等とともに、旧ヤシコーナーに彩りを添えています。
テロペア・キングプロテアなどの蕾も順調に膨らんできました。春には鮮やかな大輪の花を咲かせてくれそうです。
また、展望デッキに展示していた黄色のツバキ「金花茶」が咲き始めました。中国やベトナムが原産で、しばらくの間、話題の中心になりそうです。
満開のブーゲンビレアやヒメフヨウの美しさに圧倒されそうな旧ヤシコーナーや展望デッキ周辺ですが、足元の小さな花や鉢植えの花にも素晴らしい珍しい花がたくさんありますので、どうぞお楽しみ下さい。 (D)
「フブキバナ」です。全体の雰囲気がユキヤナギに似ています。「吹雪」というネーミングからしてもとても熱帯地方のしょくぶつとは思えませんが、南アフリカ原産のシソ科の植物です。茎の先端に円錐花序を出して、白い小さな花をたくさんつけます。この白い小さな花、が吹雪が舞っているように見えることからこの名前が付いたようです。
「オオバナソシンカ」。香港原産のマメ科の植物です。葉の形が羊の蹄に似ていることから、羊蹄木とも呼ばれています。蕾をたくさん付けていますので、しばらくの間、次々に咲くでしょう。
「金花茶」。金花茶は、中国名です。どうして「茶」なのでしょうかね。そう言えば、「茶」もツバキの仲間でした。「金花茶」と「茶」の葉は、形が良く似ています。