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森本哲郞著「生き方の研究」より、老子と孔子の教えについて

2019年08月04日

森本哲郞著「生き方の研究」PHP文庫(2004年6月刊)より、老子の生き方と、孔子の生き方の部分を抜粋して紹介してみます。

「史記」の引用として、孔子が老子を訪問したときのやりとりが、書かれている。老子は孔子に対して遠慮なく厳しい助言をしています。
指摘された孔子もさるもの、きちんと受け止められていますね。

頑張って何か社会のために役立つことをしなくてはならないという気持ちや、あせりは老子から見れば修業がたりないと言うことになるんでしょうね。

論語の箴言については、高校時代の漢文で習い、受験問題にもよく出された記憶がありますが、老子の言葉も、「柔よく剛を制す」、「大器晩成」、「千里の道も一歩より」など、よく聞いた内容があります。

道徳の、「道」と「徳」別の物であると言うことは意識したことがなかったです。

「我に三宝有り、一に曰く慈、二に曰く倹、三に曰く敢えて天下の先と為らず」 私利私欲を去りさへすれば、無心の安らぎを得ることができると、説かれています。

孔子の教えは男性原理、老子の教えは女性原理というのも面白い捉えかたですね。

中国人は功成れば、儒教の徒になり、失意の時は道教を奉じるようになると、林語堂は言っています。

孔子の教えや老子の教えは現在でも十分通用するもので、科学的知識は飛躍的に向上したけれども、哲学的な考える力は、ほとんど進歩していないように思います

「遠い先のことをかんがえにいれておかなければ、必ず身近に憂いごとが生じる」、とか、

「人間はつい利益に目がくらんで、その利益が義に適っているかどうかを考えない」とか、「その国に確固とした倫理が見いだされず、社会が腐敗堕落しているようなときに、財を蓄えたり、権力の座についたりすることは、恥以外のなにものでもない。」 とか、いった言葉は、いまの世界にもあてはまると思います。

SDGsの時代、政治や経済に携わる人達には、孔子が教えるような倫理観が今こそ求められると思います。

このほか、白楽天の生き方「ほどほどについて」も参考になりますが、紙面の都合で触れられません。

孔子の教えのテーマは「反省について」になっているように、人間は絶えず反省を忘れてはなりません。政治家だけに限りませんが、誰でも、歳を重ねても固くならないよう、初心を忘れずに、常に反省しながら仕事をしていただきたいものだと思います。

いずれにしても後悔のない人生を送ると言うことは簡単な事ではありません。

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