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ごみ減量に関する環境サロン(平成30年度第1回)についての内容をまとめました。

2018年07月14日

遅くなりましたが、7月4日に行われました第1回環境サロンのブログを2回に分けて、まとめて紹介します。

今年度第1回環境サロンが宇部市まちなか環境学習館でおこなわれました。
テーマは、ごみ減量について、まず浮田から、ごみ減量の必要性と方向性に関して問題的を行い、なかでも特に「生ごみ減量の重要性について」焦点を当てた話をしました。

宇部市も今年度、全国27のSDGs未来都市の一つに指定され、地域の課題としての目標も様々ありますが、われわれとしても、宇部市も力を入れている「ごみ減量」について、協力する方針です。

今回は。まずこれまでに、ごみ問題や環境にやさしい生活に熱心に取り組まれてきた、「宇部友の会」や「宇部消費者の会」の方々が、蓄積された経験やデータを紹介していただくべく、ご協力いただきました。

環境省の資料から、日本の食べ物ごみ(生ごみ)の発生・処理・再生利用状況を見ると、事業系、家庭系合わせて2550万トンの食べ物ごみのうち約1/3が家庭系、またその1/3が可食部のごみです。
そして一番注目すべきなのは、焼却される食べ物ごみ1100万トンのうち、その 
70%が家庭系であり、産業系事業系ごみの焼却率は17%と低いのに対して、家庭系は93%であることです。
焼却された食べ物ごみの灰はセメントの原料に一部にはなりますが、土には戻りません。

左下の図は、千葉市の家庭系収集可燃ごみの組成のデータです。検体数が多い調査なので、かなり信頼できるデータです。
家庭系、事業系とも、だいたい燃やせるごみの半分が生ごみと言うことが分かります。草木類を合わせると半分以上です。
宇部市の家庭系の燃やせるごみの収集量は1人1日あたり500g程度ですので、生ごみをごみに出さずに、土に戻すようにすれば燃やせるごみの量を半分にすることができると言うことになります。

家の土地に余裕があれば、一部を堆肥床にして、連続的に穴を掘って生ごみを埋めるだけで、土に戻すことができます。室内の一次貯留、屋外の二次貯留を経て、週に1回程度、場所を変えて埋め、土をかぶせます。

1、2ヶ月以上経って、分解されたものを篩にかけると、右下のように、きれいな土になっています。できればダンボールコンポストなどより良質な肥料にした方がいいですが、それだけ世話も大変になりますが、家に菜園がなければ、自治会シニア部会などで、地域の遊休農地を借りて、おいしい野菜や果物を作って、イベントのバザーに出店するなどの活動をしていけば、ごみ減量、土作り、地域の絆づくりの一石三鳥の効果が期待できます。

水俣市は今や、全国的に注目される環境モデル都市ですが、生ごみの分別収集と堆肥化が行われています。

次の写真の右上に示すように、生ごみの資源化には大きく分けて、堆肥化とバイオガス化がありますが、前者はくみ取りし尿や浄化槽汚泥を合わせて処理するケースが多く、生ごみ単独の場合は堆肥化が有利ではないかと思われます。

左上の表にあるように、水俣市の場合は、ごみの総排出量は1人1日当たり740g、うち生ごみは125gで、宇部よりはずいぶん少なめです。

生ごみの分別収集、堆肥化のイメージをつかむためには、NHK教育フィルムの動画が1分23秒と短いですがよくわかります。水俣の現場ではないと思いますが、是非ご覧下さい。

10月9,10日は水俣市に1泊2日の研修ツアーを予定しています。堆肥化プラントまでいけるかどうかは未定ですが、ご興味ある方はお知らせに注意して下さい。

右下は参考までに、平成28年度における、水俣市と宇部市のごみ処理費用等を環境省の資料から整理したものです。規模の効果もあるかも知れませんが、意外に水俣の方が1人当たりでも1kg当たりでもより多くの費用を費やしていることがわかります。ちなみにリサイクル率は水俣市35.8%、宇部市29.5%です。

きちんとリサイクルの義務を果たせばそれだけ費用がかかるということであり、それが嫌なら、今のようなごみがどんどん出る生活自体を変えることを考え留必要があると思われます。

最後の図は、今年度、うべ環境コミュニティーとして、宇部市と山口県環境保全事業団の助成をいただいて、実施予定の内容を紹介しています。できるだけ当初の目標に沿うようがんばらなくてはなりません。

以下、第二部に続きます。

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